地上波のリアルタイム放送を楽しんだファンが、TVerの見逃し配信やHulu、地方局の再放送を観た際に「お気に入りのシーンが削られている」「BGMが全く別の曲に差し替えられていて違和感がある」と気づく事例が多発しています。
この現象の根底にあるのが、音楽著作権(二次利用権・シンクロ権)の制約です。『イッテQ』は、ハリウッド映画の壮大なサントラや有名アニメの劇伴、国内外のヒット曲を絶妙なタイミングで流す演出が持ち味となっています。地上波テレビ放送に関しては包括契約(JASRAC等)でカバーされる楽曲が多いものの、インターネット配信や海外販売、将来的な再放送では別途、高額な権利使用料や個別許諾が必要となるケースが一般的です。
ネット配信用の権利クリアが難しい楽曲は、配信版専用の著作権フリー音源や番組オリジナルBGMへと差し替えられます。場合によっては、音楽と映像が密接に結びついた名場面そのものが、配信版では丸ごと数分間カットされる事態も生じています。