同じ身長・同じ体重でBMI18.5であっても、周囲に与える視覚的印象は「抜群のスタイル」と「やつれたガリガリ」という両極端に分かれます。この差を生み出す正体は、「体脂肪率」と「筋肉量」の構成比率です。
食事制限のみで極端に体重を落とした場合、体脂肪だけでなく身体を支える筋肉組織まで分解されてしまいます。その結果、以下のような現象が起こります。
■ ガリガリ・貧相に見えてしまうケース(低筋肉・中〜高体脂肪率)
筋力が不足しているため、鎖骨や肋骨、手首などの骨感ばかりが目立ちます。皮膚にハリがなくなり、お尻やバストの位置が下垂し、体重は軽いのに下腹だけがぽっこり出る「スキニーファット(隠れ肥満)」状態に陥ります。肌の血色も失われがちで、周囲からは「細い」というより「疲れている」「体調が悪そう」という印象を持たれやすくなります。
■ 引き締まって美しく見えるケース(適正筋肉・適正体脂肪率)
適度な筋トレと高タンパクな栄養管理を行っている場合、体幹や四肢に適度な筋肉のラインが生まれます。女性であれば体脂肪率20〜22%前後、男性であれば10〜12%前後を維持することで、ウエストのくびれやヒップトップの高さが強調され、いわゆる「砂時計型」のしなやかな美しさが際立ちます。
見た目の美しさを決定づけるのは体重計の数値ではなく、身体の内部にある「除脂肪筋肉量」の厚みなのです。