高度成長期に整備された国内の公園が相次いでリニューアル時期を迎えるなか、気候変動への適応は最優先課題となった。豪雨時の遊水地機能を強化した設計改修や、太陽光発電と蓄電池を組み合わせたスマート街路灯の導入。緊急時には避難拠点として機能する防災用マンホールトイレの増設など、目立たない技術革新が随所に施されている。
現地を歩くと、従来の「遊ぶための公園」という概念が完全に上書きされていることに気づく。生態系に配慮したビオトープエリアでは、地元の小学生たちが外来種の駆除と在来種の観察調査を日常的に実施。環境教育の実践場としての役割も担うようになった。