短毛だから毛の手入れは楽だろう。そう高をくくっていると、痛い目を見る。短毛タイプの被毛はダブルコート構造になっており、下毛(アンダーコート)が密集している。春と秋の換毛期には、驚くほどの抜け毛が発生する。短い毛は服やカーペットの繊維に刺さりやすいため、掃除の難易度は長毛種以上だと感じることすらある。
とはいえ、毛玉ができる心配がない点は大きな利点だ。雨の日の散歩後や泥遊びのあとも、タオル1枚でサッと拭き取れるメンテナンス性の高さは圧倒的である。昨今のペットケア産業では、短毛のダブルコートに特化した高機能シャンプーや、死毛を効率よく除去する専用スリッカーが多数開発されている。これらを上手に活用すれば、日常のケアは拍子抜けするほどスムーズに完了する。