令和の音楽シーンで顕著なのが、プロデューサー・コンポーザーと女性ボーカリストによる「男女ユニット」の台頭です。SNSやストリーミングサービスを主戦場とし、楽曲の物語性や映像とのシナジーを極限まで高めた作品作りが特徴です。
YOASOBIは、ボカロPとして活動していたAyaseが放つ中毒性の高いメロディと、ikuraのクリアで芯のあるボーカルが融合。『夜に駆ける』でのブレイク以降、アニメ主題歌として世界的ヒットを記録した『アイドル』や『勇者』など、常に国内外のチャートの頂点に君臨しています。
一方、ヨルシカはボカロPのn-buna(ナブナ)が描く文学的で哲学的なストーリーを、suis(スイ)の透明感と憂いを帯びた歌声で表現。『ただ君に晴れ』や『春泥棒』など、季節感や情景が浮かび上がるアコースティックとロックの融合サウンドは、若いリスナーを中心に熱烈な共感を呼んでいます。
このほか、ずっと真夜中でいいのに。(ACAねを中心とするユニット)やDUSTCELL(EMA×Misumi)など、インターネット発のカルチャーから生まれた2人組アーティストは、従来の「表舞台に立つ2人」という枠組みを超え、クリエイティブ集団としての新しいデュオの形を提示しています。