永田町に駆け巡った一報は、あまりにも唐突で、そして刺激的だった。騒動の発端は、首都・東京の歓楽街として知られる六本木の路上で撮影された一連のスクープ写真である。人目が気になるはずの路頭で、二人の国会議員が情熱的に抱き合い、唇を重ね合わせる様子がばっちりと捉えられていた。
この前代未聞の政治スキャンダルは、永田町の常識を根底から覆すものだった。個室のレストランや極秘の会合場所ではなく、誰もが行き交う公道での出来事というインパクトがあまりにも強烈だったからだ。関係者の間では「信じられない軽率さ」「どのような緊張感で政治を行っていたのか」といった驚きと呆れの声が即座に広がった。