ドジャースのフロント陣がスクーバル獲得に固執する理由は明白だ。100マイル(約161km/h)に迫る浮き上がるようなフォーシームと、打者の手元で鋭く落ちるチェンジアップ。この二つの球種だけで相手打者を文字通り圧倒できる球威は、現在のMLBでも群を抜いている。
近年のドジャースは先発陣の故障離脱に苦しめられてきた苦い過去がある。大谷翔平が投手復帰を果たし、山本由伸がエースとしての地位を固めつつある今、左の絶対的柱としてスクーバルが加われば、プレーオフにおける短期決戦の支配力は完璧なものとなる。ドジャースの編成トップであるアンドリュー・フリードマン特別顧問にとって、彼は喉から手が出るほど欲しい存在なのだ。