通告を受けた選手たちにとって、ここからが人生の大きな分岐点です。ユニフォームを脱ぐのか、それとも泥にまみれて現役続行の道を模索するのか、選手それぞれの決断が注目されます。
NPB他球団でのプレーを強く望む選手たちは、毎年恒例の12球団合同トライアウトへと照準を合わせます。シート打撃形式で行われるこの舞台は、他球団の編成担当者だけでなく、独立リーグや海外プロリーグ(台湾・CPBLや米独立リーグなど)のスカウト陣も視察に訪れるサバイバルの場です。カウント1ボール1ストライクからの真剣勝負において、自らの状態が万全であることをアピールします。
また、トライアウトを待たずに他球団移籍の獲得調査が進むケースもあります。手薄な左のワンポイントを探している球団や、内野のバックアップ層を厚くしたい球団から直接オファーが届くパターンです。近年ではウエスタン・リーグやイースタン・リーグに参加する新規球団(オイシックス新潟アルビレックスBCやくふうハヤテベンチャーズ静岡)も有力な受け皿となっており、NPB復帰を目指すステップとして選択する選手も増えています。
さらに、球団から育成選手としての再契約を打診されるパターンも少なくありません。トミー・ジョン手術などの大怪我からリハビリ中の選手や、素材型高卒選手でさらなる育成期間が必要と判断された場合、一旦自由契約となった後に育成契約を結び直し、背番号3桁から再起を図ることになります。