大上かおりの名を深く刻み込んだのは、間違いなく「大阪パフォーマンスドール(OPD)」での輝かしい活動だ。1990年代は、都市型ポップスとアイドルカルチャーが融合し、音楽シーンが劇的な変容を遂げた時代だった。東京の東京パフォーマンスドール(TPD)の姉妹グループとして誕生したOPDは、大阪の劇場を拠点に激しいダンスと確かな歌唱力で連日超満員の観客を沸かせた。
当時の90年代J-POPシーンはミリオンセラーが続出する黄金期であり、女性アイドルグループにとっても群雄割拠の時代。その激浪の中で、大上かおりはその存在感ある歌声と愛くるしい笑顔、キレのあるダンスで人気を二分していた。ノンストップで歌い踊るパフォーマンスは、現在のライブアイドルシーンの原点とも言える伝説的なスタイルだった。