彼女の歩んできた軌跡を振り返る際、やはり女優としての鮮烈な実績を外すことはできない。老舗芸能事務所の研音に所属していた時代、彼女は唯一無二の存在感を発揮していた。映画『20世紀少年』シリーズで見せた鋭くミステリアスな演技は、観客の心に強い印象を残した。スケールの大きな世界観の中でも埋もれない力強い佇まいは、彼女ならではの魅力だったと言える。
さらに、社会のダークサイドをリアルに描いた『闇金ウシジマくん』シリーズなど、癖のある役柄も見事に演じ分けた。単なるヒロインにとどまらず、作品全体にアクセントを与えるキーパーソンとしての起用が多かったことも記憶に新しい。スクリーンやTV画面の中で放っていたあの独特のオーラは、表現者として磨き上げられた感性の賜物であり、現在のクリエイティブな仕事にも確実に息づいている。