アニメーション制作を手掛けるスタジオぴえろの手腕も、矛にまつわるドラマを劇的に加速させた立役者だ。アニメ『キングダム 第5シリーズ』では、黒羊丘の戦いを舞台に、苛烈を極める心理戦と夜戦の緊張感が緊迫した映像美で描かれた。
金属同士が激突する鈍い金属音、信が全身の筋肉を軋ませながら矛を振り抜く際のスピード感。スタジオぴえろのアニメーター陣は、静止画では味わえないダイナミックなアクション設計によって、信の手元で生き物のように唸りを上げる矛の脅威を描き出した。声優陣の魂を削るような咆哮と相まって、画面越しに伝わる衝撃波は圧巻の一言に尽きる。