画面を通じて伝わる完成度の高さには、プロの卓越した技が隠されている。報道の現場における衣装コーディネートは、単に流行の服を着ることとは一線を画す。深刻な社会ニュースから心温まる話題まで幅広く扱うため、主張しすぎず、それでいて視聴者に不快感を与えない絶妙なバランスが求められるのだ。
色使いはネイビーやベージュ、アースカラーといった落ち着いたトーンをベースにしながらも、首元や手首、足元のラインをすっきりと見せるカッティングが施された衣装が多く選ばれている。長めの丈感のスカートから覗く引き締まった足元は、知性と美しさを共存させる鍵と言える。