では、フリーズした脳をどう動かすか。カギは、脳の防衛本能(変化を嫌う性質)を警戒させない「超低ハードル設定」にある。
「2時間勉強する」と考えると、脳は強烈な拒絶反応を示す。しかし、「教科書を1ページ開くだけ」「ペンを握るだけ」なら、脳は危険と判定しない。ここで有効なのが、メル・ロビンズ氏が提唱した「5秒ルール」だ。「5・4・3・2・1」と心の中でカウントダウンし、ゼロになった瞬間に感情を排して動く。一度動き出せば、脳の側坐核が刺激を受け、後からやる気が勝手に追いかけてくる。「作業興奮」のメカニズムを逆手に取るのだ。