埼玉県秩父市の奥深く、霧に覆われた三峯神社は、古くから修験道の修練場としても知られてきた。厳しい自然環境と共存するこの地は、古来より伝わる神道の教えと山岳信仰が色濃く残る場所である。一般的な神社のような華やかさとは一線を画し、荒々しくも神聖な雰囲気が漂う。
特に目を引くのが、境内を守る狛犬ではなく「狼(お犬様)」の存在だ。魔除けや火難除け、そして強い意志を支える象徴として鎮座する狼たちの姿は、他にはない強烈な存在感を放つ。この妥協を許さない静謐な空気感こそが、屈指のパワースポットとして多くの人々の心を魅了して止まない最大の理由だろう。