グラウンドやメディアでは猛烈な闘志を見せていた豊田氏ですが、家庭では家族を深く愛する父親でもありました。息子の豊田次郎氏もプロ野球の道へと進み、投手としてオリックス・ブルーウェーブなどでプレー。父の背中を追って白球に青春を捧げた息子の存在は、豊田氏にとって大きな誇りでした。
長年にわたる選手としての輝かしい実績と、引退後の野球文化の発展に対する多大な貢献が正当に評価され、豊田氏は2006年に野球殿堂入り(エキスパート部門)を果たしました。殿堂入りの式典で見せた誇らしげな笑顔は、荒波を乗り越えて球史に名を刻んだ大打者の到達点を示す瞬間でした。