この一件は、日本の放送業界全体に激震を走らせた。それまで「生放送の醍醐味」として許容されていたハプニングの許容範囲が、一気に狭まったのだ。主要キー局は、生放送番組において数秒から数十秒のタイムラグを設けて配信する「ディレイシステム」の導入を本格化させることとなった。
何か問題が発生した瞬間に、コントロールルームのスイッチ一つで放送を即座に遮断し、お詫び画面やCMに切り替える技術。あきら100%の事故は、日本のテレビが「本当のリアルタイム」を放棄せざるを得なくなった、歴史的な分岐点だったとも言える。