この中毒的グルメの起源を辿ると、愛知県一宮市に店を構える「ベトコンラーメン新京」に行き着く。創業者の新井勝司氏が、高度経済成長期の過酷な現場で働く客たちの体調を案じ、「一杯で元気になるラーメンを作りたい」と試行錯誤を重ねて生み出したのが始まりだ。
当時はベトナム戦争の時期と重なり名称の由来について様々な噂が飛び交ったが、新井勝司氏は一貫して「食べる人をベスト・コンディション(体調万全)にするラーメンだ」と謳い続けた。疲労困憊の体に活力を与えるため、良質なニンニクと唐辛子、豚肉と野菜を豪快に炒める調理法を確立。創業者の熱い想いが生んだ味覚は、半世紀以上の時を経て今なお多くの人々の活力源となっている。