ネット上の情報サイトや口コミを見ていると、「4月は新生活でみんな忙しいから丸ごとガラガラ」「学生がいないからどこも待ち時間ゼロ」といった極端な言説が散見されます。しかし、現場のリアルな運用状況を徹底調査すると、そこには3つの構造的な盲点が存在します。
第1の盲点は、新学期特有の短縮授業と振替休日です。4月中旬から下旬にかけて、小中学校では家庭訪問や保護者面談、健診などが相次ぎ、午前中で授業が終わる「午前帰り」の短縮スケジュールが頻発します。このため、午後14時以降になると近隣エリアの親子連れや中高生が突如として急増し、夕方以降のアトラクション待ち時間が午前の数値を上回るという逆転現象が起こります。
第2の盲点は、アトラクションの定期メンテナンス(リハブ)の集中です。4月中旬はパーク全体が比較的落ち着くタイミングを見計らい、複数の大型アトラクションが点検運休に入ることが通例となっています。乗れるアトラクションの総数が減ることで、営業している他の主要施設へゲストが集中し、入園者数の割に特定の待機列が長くなるという「分散効率の低下」が発生します。
第3の盲点は、春先の極端な気候ギャップと服装の失敗です。東京湾に隣接する舞浜地区は、4月であっても日没後に強烈な海風が吹き込みます。日中は20度前後のポカポカ陽気であっても、夜間は体感温度が10度近くまで急落します。この寒暖差を侮って薄着で来園したゲストが夜のパレード待ちに耐え切れず、体力を奪われて早退を余儀なくされるケースが後を絶ちません。