トキがシェルターの外で被爆した際、読者が抱くもう一つの大きな疑問が「北斗四兄弟の長兄・ラオウや三男・ジャギは一体どこで生き延びていたのか」という点です。
公式外伝『天の覇王 北斗の拳ラオウ外伝』や各種公式設定資料を照合すると、兄弟たちは核戦争勃発時、それぞれ全く異なる場所で別行動をとっていたことが判明しています。
- ラオウの動向:自らの覇業を確信していたラオウは、核シェルターに頼ることなく、地下牢や堅牢な要塞の奥深く、あるいは自らの闘気と強靭無比な肉体をもって放射線の直撃を回避したとされています。荒野に仁王立ちして核の炎を睨みつけていたという描写もあり、人間離れした生命力が際立ちます。
- ジャギの動向:疑心暗鬼と自己保身に長けたジャギは、核の予兆を察知していち早く専用の個人シェルターや地下施設を確保し、単身で生き延びていました。
- トキの動向:民衆の保護や幼い子供たちの避難誘導を最後まで行っていたため、公共シェルターへの到着がギリギリとなり、結果として定員問題に直面することになりました。
この対比からも明らかなように、トキが被爆したのは「逃げ遅れた」のではなく、他者を救うために最後まで地上に留まり続けた利他精神の結果でした。