相変わらず続くエネルギーコストへの懸念に対し、メーカー側が提示した解は「部屋全体ではなく自分だけを温める・冷やす」パーソナルアプローチだった。最新の着るエアロゲルインナーや、超低電力で駆動するマイクログラフェンヒーター内蔵クッションがその代表格だ。
部屋のエアコンの設定温度を2度下げても、手元・足元だけをピンポイントで最適温度に保つ。結果として月々の電気代を数千円単位で浮かせることができるのだから、消費者が飛びつかないわけがない。経済的実利と快適性の両立。この現実的な選択肢こそが、ヒットの最大の原動力だ。