法的な包囲網が全く機能していないわけではない。中国の知的財産権を統括する国家知識産権局(CNIPA)は、悪質な先願商標登録や意匠権の侵害に対して取り締まりを強化する姿勢を強めている。近年改定された中国の著作権法でも、損害賠償額の上限引き上げや法定賠償制度の拡充が盛り込まれた。
しかし、実際の裁判手続きには膨大な時間とコストがかかるのが実情だ。法改正によって厳罰化が進んだものの、司法の場に持ち込まれる案件は氷山の一角に過ぎず、海外企業が現地で実効性のある差し止めを勝ち取るまでのハードルは依然として高い。