『名探偵コナン』の作中に突如現れ、強烈なインパクトを残した沖田総司。彼のルーツは、小学館の『週刊少年サンデー』で連載された青山剛昌の金字塔的アクション漫画『YAIBA』にある。新選組の一番隊組長・沖田総司の「6代目」にあたる血筋であり、伝説の剣士としてのDNAを脈々と受け継ぐ天才剣道少年だ。
得意技は、相手の視界を狂わせる超高速の突き技「五段突き」。『YAIBA』のクライマックス近辺で主人公・鉄刃(くろがね やいば)の前に立ちはだかったこの強敵が、舞台を現代の米花町や京都へと移し、『名探偵コナン』の世界線に「そのままの姿」で滑り込んできた。手塚治虫が確立させた「スターシステム」の極致と言える手法だが、単なるお遊び出演にとどまらないのが青山作品の真骨頂である。