変化が訪れたのは2026年代半ばのことだ。全楽曲のデジタル配信解禁と高音質リマスター音源のリリースを機に、潮目が大きく変わった。TikTokやInstagramといった短尺動画プラットフォームにおいて、「煌めく瞬間に捕われて」のイントロやサビを使用した動画がグローバルで爆発的に拡散されたのだ。
2026年現在、SpotifyやApple Musicのバイラルチャートには、当時のリアルタイム世代を知らない10代・20代の再生データが大量に流入している。東京のクラブカルチャーからロサンゼルス、ソウル、ロンドンに至るまで、レトロ・フューチャーな80s〜90sサウンドの再解釈が進む中、MANISHのトラックが持つエッジの効いたビートと高橋美鈴のクリアなボーカルの組み合わせが、極めて「今っぽい」音として若者たちに受容されている。