ネット上で「Eテレが終わった」と騒がれるもう一つの大きな要因が、深夜帯の「放送休止」です。
民放各局やNHK総合が深夜・早朝まで番組を編成しているのに対し、現在のEテレは基本的に24時間放送を行っていません。かつては深夜に資格講座や教養番組を終夜放送していた時期もありましたが、省エネルギー対策、送信設備の保守点検、そして制作コストの適正化を理由に、現在は深夜1時〜2時台にその日の放送を終了し、早朝5時半前後まで放送を休止する運用が定着しています。
深夜にテレビをつけてEテレに合わせると、カラーバーやグレーバックの画面、あるいは「ピー」というテストトーンが流れているため、事情を知らない視聴者が「Eテレの放送が終了してしまった」と錯覚してしまうケースが多発しています。
また、放送終了直前に流れる「クロージング映像」もネット上で定期的に脚光を浴びます。日章旗と「君が代」の演奏とともにコールサイン(JOAK-E-TVなど)が告知される荘厳な映像や、静謐な環境映像で締めくくられる独特の演出は、日常の賑やかな子供番組とのギャップが激しく、SNS上では「深夜に見ると不気味」「どこかノスタルジックで引き込まれる」といった特有のリアクションを生み出しています。