実は、舞姫の死亡事故以前から東京ドームシティ内では安全管理上のトラブルが頻発していました。死亡事故のわずか2カ月前である2010年11月および12月には、名物大型コースター「サンダードルフィン」からボルトなどの金属部品が落下し、地上にいた女児が軽傷を負うインシデントが発生していました。
度重なる安全管理の不手際を受け、運営会社の株式会社東京ドームは、死亡事故発生翌日の2011年1月31日から全アトラクションの全面営業停止に踏み切りました。この東京ドームシティの営業停止期間は約4カ月に及び、徹底的な施設点検と体制見直しが実施された後、同年6月1日にようやく一部のアトラクションから段階的に営業を再開しました。
事故の舞台となった屋内型アトラクションエリア「ジオポリス」についても、来園者の心理的恐怖や構造上の再検証を理由に大幅なリニューアルを余儀なくされました。「スピニングコースター舞姫」は事故後直ちに撤去・解体され、関連するエリア全体の動線やアトラクション構成が根本から見直されることとなりました。