硬い果皮に守られているはずのメロンやスイカが粉々に吹き飛ぶ主因は、果実内部で起きる酵母菌のアルコール発酵にあります。果実に微小な傷やヘタの隙間から侵入した酵母菌などの微生物が、果肉に豊富に含まれる糖分をエサにして分解を進める際、副産物として大量の「炭酸ガス(二酸化炭素)」とアルコールを生成します。
特にスイカやメロンは外皮が非常に頑丈で気密性が高いため、発生した果物発酵ガスの逃げ場がありません。逃げ場を失ったガスは果実内部にどんどん蓄積され、急激な果実内圧上昇を引き起こします。内部の圧力が皮の耐久限界を突破した瞬間、密封された高圧容器が破裂するように大爆発を起こすのです。これが、物理的な衝撃を与えていなくてもメロン爆発原因やスイカ破裂の理由となる科学的プロセスです。
気温が30度を超えるような高温環境下では微生物の活動スピードが跳ね上がるため、わずか数日で爆発に至るレベルまでガス圧が高まるケースも珍しくありません。