写真集の発売記念会見や当時の単独インタビューにおいて、彼女は露出を決断した動機を率直に明かしています。「20代の頃は自分の体にコンプレックスだらけだった。でも、30代を迎えて正しくトレーニングを重ねるうちに、今の自分の体が一番好きだと思えるようになった。そのありのままの軌跡を一冊の形に残したかった」という告白です。
当時の特番や手記で語られた発言を分析すると、そこにはフリーアナウンサーとしての生存戦略と、将来的な女優転身を見据えたセルフプロデュースの意図が明確に読み取れます。アナウンサーという枠組みの中にいては、局時代のキャラクター消費から抜け出せない。自身の身体をひとつの「アートピース」「説得力のあるコンテンツ」へと昇華させることで、彼女は自らの手でステージを押し上げたのです。
テレビ朝日系ドラマ『M 愛すべき人がいて』での眼帯秘書役や、フジテレビ系『あなたがしてくれなくても』で見せたセンシティブなベッドシーンなど、後年の露出を恐れない体当たりの演技にも、この時期に培った肉体への自信と覚悟がダイレクトに直結しています。