兄からの手厚い庇護と愛情を受けて育った弟・充さんは、やがて素敵な伴侶と出会い、結婚の日を迎えることになります。この結婚式こそが、横山兄弟の絆の深さを象徴する最大のハイライトとなりました。
充さんの披露宴において、横山裕は兄弟の枠を超えて「親族代表(実質的な親代わり)」として出席しました。そこでサプライズとして披露されたのが、横山裕が30歳を過ぎてから一から猛練習を重ねて習得したトランペットの生演奏でした。
当時、関ジャニ∞のバンド演奏のために必死で練習していたトランペットを手に、震える指で弟夫婦のために音色を響かせた横山裕。演奏中、過酷だった幼少期、母の死、充さんの記憶喪失をともに乗り越えた日々の情景が去来し、横山裕の目からは大粒の涙が溢れ出しました。
演奏後に行われたスピーチで、横山裕は声を詰まらせながら弟の門出を祝い、弟・充さんもまた、兄への尽きない感謝を涙ながらに伝えました。会場にいた親族や参列者全員が号泣したというこのエピソードは、のちにテレビ番組で笑福亭鶴瓶が取材した際にも明かされ、日本中に大きな感動を呼びました。