調剤薬局の現場に立つベテラン薬剤師への聞き取り調査や、SNS・大手Q&Aサイトに投稿された数千件の相談ログを分析すると、危険な服薬パターンに陥るユーザーには明確な共通点が見受けられます。
「病院でもらった湿疹の薬と、ドラッグストアで買った鼻炎薬を併用したら、日中に立っていられないほどの激しい睡魔とふらつきに襲われた」「サプリメントのビタミンKを毎日大量に摂取していたせいで、持病で飲んでいた血液サラサラの薬(ワーファリン)の効果が完全に消えて医師に叱責された」といった体験談は氷山の一角です。
現場の薬剤師は次のように証言します。「多くの患者さんが『病院の薬=薬』『ドラッグストアの薬=ちょっとしたケア』『サプリ=食品』と無意識に階層を分けて考えています。しかし、人体にとってはすべて化学構造を持つ異物であり、同じ代謝経路を取り合います。この認識ギャップが最も危ういのです。」