さらに視野を広げると、この現象は薬物依存の境界線を曖昧にしている。2026年現在、市場にはかつてないほど高濃度のカフェインを含有したエナジードリンクやサプリメントが溢れている。これらを過剰に摂取し、深夜の勉強や仕事に没頭する行為も、広義の「パキり」として若者の間で定着した。
「明日提出のレポートがあるから」「仕事が終わらないから」という大義名分の下、合法的に脳をブーストする。しかし、カフェインの過剰摂取は急性中毒を引き起こし、最悪の場合は死に至るケースもある。社会が求める「生産性の向上」という圧力が、若者たちに自ら進んで脳を酷使させる環境を作り出しているのだ。