一方で、多くの飼い主を困惑させるのが「撫でるとイカ耳になる」「ゴロゴロ喉を鳴らしながら耳を倒している」というシチュエーションです。怒っているはずのポーズでありながら、表情は至福そのものに見えることがあります。
実は、猫がリラックスしきって甘えているときにもイカ耳は出現します。頭や耳の付け根、あごの下などを優しく撫でられた際、猫は気持ち良さのあまり顔の筋肉を緩ませ、自然と耳がペタンと後ろに倒れてしまうのです。これは子猫が母猫にグルーミングされているときの心地よさを思い出している状態といえます。
また、眠い時やうとうとしている際にも、全身の脱力に伴って耳が横へ流れることがあります。攻撃態勢のイカ耳とは異なり、身体に一切の力が入っておらず、穏やかな表情を浮かべているのが大きな特徴です。