『毎度おさわがせします』を語る上で欠かせないのが、ロックバンドC-C-Bによるオープニング主題歌「Romanticが止まらない」です。ピンクやグリーンのカラフルな髪色と電子ドラムを叩きながら歌う斬新なスタイルは視覚的にも強烈で、ドラマの爆発的なヒットとともにオリコン週間シングルチャートで上位を独占。バンドにとっても最大のヒット曲となりました。
また、当時の撮影現場では現在では考えられないようなエピソードが数多く残されています。監督やスタッフ陣の「思春期のリアルを映像化する」という熱意は凄まじく、台本に書かれていない突発的なアドリブが次々と採用されました。
若手キャスト陣に対しては、体当たりでの入浴シーンや下着姿でのチェイスシーンなど過酷な要求が続出。中山美穂さんも後年のインタビューで「最初は過激なセリフやシーンに戸惑いもあったが、現場の熱量に引っ張られて必死に演じ切った」と振り返っています。昭和のテレビ制作現場ならではの、タブーを恐れない圧倒的なパッションが生み出した奇跡の作品でした。