この米に対する並々ならぬ執念は、歴代の経営陣によって受け継がれてきた。「ミスター牛丼」と称された元社長の安部修仁氏は、どんな経営危機においても米のクオリティを落とすコストカットを固く拒んだ。タレとの相性を最優先する現場主義のDNAは、現在も深く根付いている。
その情熱を継承し、現代のデジタル技術や物流改革へと昇華させたのが現社長の河村泰貴氏だ。同氏は急速に変化する消費者の需要に対応しつつ、現場での米研ぎや水の温度管理に至るまで徹底したオペレーションの標準化を推進。トップの強いリーダーシップが、一杯の品質を守り抜いている。