女子の部で初優勝を飾った東大阪大敬愛高校。1時間10分13秒という記録は、チーム全員が自己ベストに近い走りを見せた結果だ。
この高校は大阪府東大阪市に位置し、近年女子陸上部の強化に力を入れてきた。しかし全国的な知名度では、立命館宇治や薫英女学院といった常連校の陰に隠れがちだった。
「初優勝」という言葉には、何年もの積み重ねがある。選手たちは早朝5時から練習を開始し、授業後も夕方まで走り込んだ。監督は戦術を練り、栄養士は食事管理を徹底した。保護者や地域住民もサポートを惜しまなかった。
優勝後のインタビューで主将は涙を流しながらこう語った。「ずっと目標にしてきた場所に立てた。支えてくれた全ての人に感謝したい」。その言葉には、個人の栄光ではなく、チーム全体の勝利という意識が滲んでいた。