一方で、ぼんちまつりは複数の課題にも直面している。最大の問題は運営スタッフの高齢化と人手不足だ。祭りの規模が拡大する一方で、中核を担うボランティアスタッフの確保が年々困難になっている。
2024年に向けて、主催者側は企業や大学との連携を強化し、新たな担い手の発掘に努めている。地元企業の社員ボランティア制度や、大学の単位認定プログラムとの連携など、創意工夫が試みられている。
伝統と革新のバランス
もう一つの課題が、伝統的要素と現代的要素のバランスだ。若い世代を惹きつけるための革新は必要だが、同時に祭りの本質や地域性を失ってはならない。この綱渡りのような調整は、毎年議論の的となる。
「変えるべきものと守るべきものを見極めることが重要」と、実行委員会のメンバーは強調する。この哲学こそが、ぼんちまつりを持続可能な文化イベントとして成立させている核心だろう。