ハン・ジミンは、単にロマンスのヒロインとして消費されてきた俳優ではありません。年齢を重ねるにつれ、社会性のある役、痛みを抱えた人物、日常の中で静かに戦う女性を演じる機会も増えました。作品選びには、商業性だけではなく物語への関心がにじみます。
彼女の魅力は、華やかさと生活感が同居しているところにあります。美しいだけではない。親しみやすいだけでもない。カメラの前で感情を抑える場面に強く、涙を流す前の沈黙で観客を引き込むことができる俳優です。だからこそ、視聴者は彼女の人生そのものにも関心を寄せます。
一方で、人気者であるほど私生活に関する情報は断片的に消費されがちです。結婚相手、熱愛、元彼、理想のタイプ。こうした言葉はクリックされやすい反面、本人のキャリアを狭く見せてしまう危険もあります。ハン・ジミンを知るうえでは、結婚の有無だけでなく、どのような作品でどんな役を残してきたのかを見ることも欠かせません。