丸山強の代名詞といえば、往年のアニメキャラや昭和の歌手のものまねだ。しかし、最近では若者向けのポップカルチャーにも挑戦している。例えば、ボーカロイド曲の歌唱ものまねや、海外アニメの吹き替え風ネタなど、時代に合わせたレパートリーの拡充が顕著だ。それでいて、自分のスタイルを決して崩さない。このバランス感覚が、彼の芸を飽きさせない理由の一つだろう。
ものまね芸人は「似ているかどうか」だけで評価されることが多いが、丸山強は「似ているけど何か違う面白さ」を追求している。その手法は、対象の特徴を誇張するのではなく、あえて異なる角度から切り込むというもの。観客は「ああ、たしかにそういう見方もあるのか」と笑い、同時に新たな発見をする。これこそが、彼の現在の芸風の核心だ。