Q1:「寝る子(ねこ)」説は完全に間違いなのですか?
A1:学術的な語源(音韻の歴史)としては後から作られた民間説の可能性が高いとされています。しかし、猫の生態を的確に捉えた表現として江戸時代から人々に愛され続けており、文化的な解釈としては今なお親しまれています。
Q2:古語の「ねこま」はいつ頃まで使われていたのですか?
A2:平安時代の『和名類聚抄』の頃は「ねこま」が主流でしたが、平安末期から鎌倉時代にかけて徐々に「ねこ」という略称が普及し、室町時代頃には日常語として完全に「ねこ」が定着しました。
Q3:なぜ昔の日本人は猫の声を「ニャー」ではなく「ネウネウ」と表現したのですか?
A3:当時の日本語の母音体系や発音感覚において、猫の鼻にかかった高音の鳴き声が「エ」と「ウ」の連続音(ネウ)として自然に知覚されていたためです。江戸時代中期以降、発音の変化とともに「ニャー」という表記が一般的になりました。