「スキンケアは念入りにしているのに、なぜ急におでこのしわが濃くなったのか」と疑問を抱く人は少なくありません。実は、額にしわができるプロセスは、目元や口元とは異なる構造的な特徴があります。
最大の要因は、無意識のうちに行っている日常的な表情癖です。目を見開くとき、本来はまぶたを持ち上げる「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」を使うべきところを、スマートフォンの見過ぎによる眼精疲労や筋力低下によって、おでこの筋肉である「前頭筋(ぜんとうきん)」を過剰に引き上げてしまうケースが多発しています。眉をクイッと上げる動作を1日に何十回、何百回と繰り返すことで、皮膚に折り目が形状記憶されてしまうのです。
さらに、頭頂部から後頭部へと繋がる筋膜や頭皮の強いコリも見逃せません。頭皮が硬く縮こまることで額の皮膚を支えきれなくなり、雪崩のように額へ負荷が集中します。これに紫外線によるコラーゲンの破壊や肌内部の水分不足が重なることで、薄い皮膚に深い溝が定着します。