春から初夏にかけて開催される新歓コンパやサークルの飲み会は、解放感から無茶な飲酒へと発展しやすい。未成年者と20歳以上の学生が混在する場では、ノリを理由にした危険なゲームやコールが横行する実態がある。「飲まなければ輪に入れない」「雰囲気を壊せない」という同調圧力が、経験の浅い若者たちを逃げ場のない極限状態へと追い詰める。
現場では、一気飲みによって短時間で大量の酒を胃に流し込む行為が慢性化している。短時間でアルコールが体内へ吸収されると、脳幹部が麻痺し、嘔吐物が気道を塞いで窒息するリスクが飛躍的に高まる。楽しむはずの親睦会が、一瞬にして死の恐怖と隣り合わせの現場へと変貌するのだ。