白馬岩岳マウンテンリゾートの劇的な躍進は、日本の観光・レジャー産業における伝説的なビジネスモデルとして今なお注目を集めている。その改革の立役者となったのが、運営会社である株式会社白馬観光開発で代表取締役社長を務めた和田寛氏だ。
かつて冬のスキー客頼みだったビジネス構造に危機感を抱いた同氏は、「雪のない季節にも世界基準の価値を提供する」という大胆な舵切りを行った。山頂からの眺望という潜在的な資産に着目し、ハード面とソフト面を一体化させた空間開発を推進。結果として、冬季以外のグリーンシーズンに若年層やファミリー層、海外からのインバウンド客を呼び込むことに成功し、持続可能なリゾート経営の道を切り開いたのだ。