鉄道・交通インフラ産業をリードするトップの動きからも目が離せない。JR西日本の長谷川一明社長と、阪急阪神ホールディングスおよび阪急電鉄を率いる嶋田泰夫社長。両首脳の発言や戦略には、これからの都市交通のあり方が色濃く反映されている。
長谷川一明氏は、広域鉄道網の安全性向上とデジタル化の推進を重点課題に掲げる。西日本エリア全体を見据えたネットワークの強靭化と、MaaSを軸とした移動体験の変革を推進中だ。
対する嶋田泰夫氏は、阪急沿線の価値向上と、梅田エリアの国際的な都市競争力強化を強力に牽引する。単なる「運送事業者」を超え、まちづくりと融合した多様なライフスタイル提案に注力している。過度な不毛の価格競争を避け、相互の強みを活かしたエリア全体の価値向上を目指す両者の視線は共通している。