「自分を魅せる」という表現において、Denの右に出る存在はそう多くない。トリオのビジュアルと世界観を中心で支える彼は、常にブレない強烈な存在感を放っている。しかし、そのカリスマ性は決して天性のものだけで成立しているわけではない。
かつては正統派のスタイルを模索する時期もあった。だが、自らの内面にある美学を笑いへと昇華させる道を選んだことで、Denの真価が開花する。計算し尽くされた静寂の間、堂々とした立ち振る舞い、そして観客を一瞬で惹きつける言葉選び。キザなキャラの裏には、冷徹なまでのセルフプロデュースと笑いに対する真摯な情熱が隠されているのだ。この覚醒こそが、彼らのブレイクを決定づけた最大の鍵と言える。