ゲームフリークが長年にわたり磨き上げてきた「ポケットモンスター」シリーズ。その歴史において、数千分の一という途方もない確率でしか出会えない色違いの存在は、プレイヤーの収集欲を刺激し続けてきた。ゲームクリエイターの増田順一氏をはじめとする開発陣がロールプレイングゲーム(RPG)に組み込んだこの奇跡のメカニズムは、今や世界中のゲーム産業に多大な影響を与える文化へと昇華している。
単なるパラメーターの強さだけでなく、見た目の希少性や「自分だけの1匹」という愛着を育むデザイン。だからこそ、数時間、時には数日間に及ぶ厳選の末に色違いの光の粒子が画面に弾けた瞬間、脳内に駆け巡る達成感は格別だ。デジタルデータでありながら、プレイヤーに本物の感動を与える仕掛け。フラベベのように視認が困難なポケモンであればあるほど、その捕獲劇は特別なドラマとなる。