二人の物語の幕開けは、まさに日本のエンターテインメント界がCDセールスの黄金期に沸いていた2001年に遡る。松浦亜弥はアップフロントプロモーション(旧アップフロントエージェンシー)からデビューし、瞬く間にハロー!プロジェクトの絶対的エースへと駆け上がった。一方の橘慶太も、ライジングプロダクションからw-inds.のメインボーカルとしてデビューを飾り、驚異的なハイトーンボイスで瞬く間にスターダムへ登り詰めた。
音楽番組やイベントでの共演をきっかけに距離を縮めた二人は、互いに10代半ばという若さで交際をスタートさせた。過酷なスケジュールと世間からの凄まじい注目という、同じ痛みを共有できる唯一無二の存在だったことは想像に難くない。パパラッチの厳しい追跡をかわしながら、約12年間にわたって静かに愛を育み続け、2013年8月に晴れて婚姻届を提出。当時、ファンや業界関係者から祝福の嵐が巻き起こったのは、二人が貫いた交際の誠実さゆえだった。