地元の神奈川県横須賀市で育った彼は、関東学院大学経済学部に進学した。当時の彼を知る関係者は「キャンパスで特別目立つ存在というよりは、中高から打ち込んでいたスポーツに情熱を傾ける好青年だった」と回想する。大学生活を通じて組織のチームワークや礼儀を身につけたが、学業に対する野心も密かに育んでいた。
大学卒業後、周囲の予想を裏切る形で単身渡米を決意する。進学先はニューヨークの名門・コロンビア大学大学院だった。語学の壁は高く、渡米当初は講義のスピードについていくだけで手一杯の日々。深夜まで図書館に籠もり、膨大な文献と格闘した。この過酷な留学生活こそが、彼の国際感覚とタフな精神力を鍛え上げた最初の試練であった。