本州の沿岸部にも、独自の進化を遂げたスポットが存在する。和歌山県に位置する串本海中公園は、日本で初めて指定された海中公園地区にあり、温帯と亜熱帯の海洋生物が混ざり合う特異な生態系を誇る。世界最北端のテーブルサンゴ群落が広がる海を、水深6メートルの窓から見上げる体験は圧巻の一言だ。
一方、千葉県の房総半島にある勝浦海中公園は、太平洋の荒波が打ち寄せるダイナミックな環境が魅力だ。寒流と暖流が交差するこの海域では、季節ごとに巡ってくる回遊魚の群れや、関東近海ならではの力強い生態系を観察できる。温暖な沖縄の海とは一味違う、荒々しくも生命力に満ちた北限の海洋世界をダイレクトに体感できるスポットとして、多くのリピーターを引きつけてやまない。