SNSやポップカルチャーの最前線で、昭和・平成初期のグラフィックやキャラクターが「エモい」「洗練されている」と再評価される中、ひときわ異彩を放ち熱視線を浴びているのが科学万博エキスポ85のキャラクターであるコスモ星丸です。
コスモ星丸の人気が再燃している最大の理由は、時代に左右されない「引き算の美学」にあります。現代のゆるキャラやマスコットに多い複雑な装飾や過度な擬人化とは一線を画し、楕円形の本体に小さな球体の足、頭上にちょこんと伸びたアンテナという極限まで削ぎ落とされた幾何学的シルエットを採用しています。このシンプルさが、デジタルネイティブ世代にとって「無機質なのに愛嬌がある」「洗練されたレトロポップアート」として映るのです。
さらに、1980年代特有の「明るい未来への憧れ」を宿したレトロフューチャーの空気感が、現代の閉塞感を打ち消すようなポジティブな癒やしをもたらしています。古着やシティポップ、昭和レトロ雑貨を好む層のファッションアイコンとしても自然に溶け込み、バッグに付けるキーホルダーやアパレルのワンポイントとしてコスモ星丸のレトロかわいい魅力が再発見されています。