座席位置によって観劇体験の印象は劇的に変化します。各エリアの視界特性を把握しておくことがチケット選びの第1歩です。
1階前方席(1〜6列目):
役者の細やかな表情変化、滴る汗、衣装の質感までダイナミックに体感できる圧倒的な臨場感エリアです。ただし、1〜6列目付近は床の傾斜がかなり緩やかに作られているため、前の席に座高の高い人が座った場合、舞台中央や足元の視界が遮られる「頭被り」が起きやすい点には注意が必要です。
1階中盤席(7〜14列目):
7〜8列目を境にフロアの段差がしっかりと付き始めます。前の人の頭が視界に入りにくく、舞台全体を視野に収めながら肉眼でキャストの芝居を追える最も快適なゾーンです。視界のストレスが極めて少ない優良席といえます。
1階後方席(15〜19列目):
段差が十分に確保されているため「見やすさ」自体は良好です。ただし舞台までの実距離が離れるため、演者の目線の動きや細かな表情の機微をしっかり捉えたい場合は、双眼鏡の併用が前提となります。2階席の張り出しが視界上部に入りますが、舞台上の視界が切れる心配はありません。
2階席(1〜7列目):
2階席最大の特徴は、すり鉢状に設計された急傾斜の段差です。前の人の頭で舞台が見えなくなる心配がほぼ皆無で、舞台セットの奥行きやキャスト全員のフォーメーション、照明演出の美しさを俯瞰して楽しむにはうってつけの環境が整っています。