2026年の今、介護施設でVR(仮想現実)ゴーグルを装着した高齢者が笑顔で歓声を上げている光景は、もはや珍しくありません。
寝たきりに近い状態や、車椅子生活を送る人でも、座ったままで京都の紅葉を散策したり、かつて暮らした故郷の街並みを歩いたりできるテクノロジーが普及しています。視覚と聴覚を刺激するこの試みは、単なるエンターテインメントにとどまりません。脳の空間認知機能を刺激し、認知症の周辺症状(BPSD)を和らげる効果があるとして、医療関係者からも熱い視線が注がれています。
「旅行に行きたいけれど体力が心配」という諦めを、テクノロジーが優しく解決しています。